天職への案内人 適職の先に天職がある

適職の先に天職がある

自分の持つ性質に合った職業のことを、天職と呼ばれています。
すなわち天職は、働くだけで充実感を得られる仕事を指し、給与や待遇に関係なく、継続したいと思えるものをいいます。
もし、仕事に対し、やりがいや生きがいを感じることができるのであれば、それはまさに天職と呼ぶことができるでしょう。

そんな天職に似た言葉として、適職というものがあります。
これは、自分の得意分野であり、確実に成果を出せる仕事のことを指しています。
個人的には、実際のところ天職は適職を突き詰めた先に出会えるものなのではないかと思っています。
適職に取り組み、それが人の役に立っていくことで、結果的に生きがいとなるからです。
得意なことを最大限に活かすことができれば、結果的に周囲からも評価され、居心地が良くなるものです。
自分の得意なことで誰かの役に立つことができるというのは、とても嬉しいことです。
得意分野で人から感謝される機会が増えれば、仕事そのものが楽しいと感じるでしょう。

中には、好きなことを自分の天職にしたいと考える人もいらっしゃるでしょう。
しかし、好きな趣味があったとしても、それを仕事にできるケースはそう多くありません。
好きなことだけで生計を立てられるのは、秀でた才能を持った人がほとんどです。
それに加えて、晴れて好きなことを仕事にしたとしても、それが義務になって好きじゃなくなるケースも少なくありません。
好きを仕事にすることは、憧れではありますが、それを継続してお金に変えるのは、なかなか難しいのが現実です。
それを考えれば、自分の得意分野で人の役に立ち、時間も忘れてしまうほど集中できるくらい打ち込むのがベストではないでしょうか。
やっていて時間を忘れるほどの適職は、いずれ天職へと変化するはずです。